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14億円の犯罪収益か カンボジア特殊詐欺事件 19~52歳の男女29人移送・逮捕

08.21(木)11:38
カンボジアを拠点にした特殊詐欺事件で、日本に移送・逮捕された29人が、同様の手口で少なくとも14億円の犯罪収益を得ていたとみられることがわかりました。
20日、カンボジアから日本に移送され、詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、いずれも住居・職業不詳で、19歳から52歳の日本人の男女29人です。

警察によりますと、29人は、今年5月、他の仲間と共謀しカンボジア・ポイペトの拠点からSNSの通話機能などを使って、東京都の64歳の男性にウソを言い、現金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。
29人はいずれも「かけ子」とみられていて、愛知県警から捜査の依頼を受けたカンボジア当局が今年5月、犯行拠点を摘発し全員を拘束していました。
警察は、29人の認否を明らかにしていませんが、このグループは今年2月から5月の間に同様の手口を使い、約14億円の犯罪収益を得ていたとみられていて、渡航の経緯や共犯者などについて調べを進める方針です。