「カイロ」有効期限が切れている…貼るタイプが温かくならない!冷たくなるまで捨てちゃダメ?豆知識を聞いた
各地で3月並みの暖かい気温が続いていましたが、この先もまだ冷え込みが強まる日がありそうです。
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その寒い時期に欠かせないのが「カイロ」…ですが、「引っ張りだしたら有効期限が切れていたけど、使っていいの?」「まだ温かいいけど…捨ててもいいの?」など、疑問に思ったことありませんか?
そこで今回は、意外と知らないカイロの使い方・豆知識を、使い捨てカイロも販売しているエステーに聞いてみました。
「カイロの有効期限が切れている…使っても大丈夫?」
ご存知の通り、カイロにも「有効期限」があります。寒くなってきて、そろそろカイロを使おうかなと思った時に「あれ、●年前のじゃん。使ってもいいのかな?」という場面に出くわしたこと、ありませんか?筆者は何度かあります…。
エステーによると、「有効期限切れ」のカイロも使えるそう。この有効期限というのは、持続時間や温度などを保証する期限のこと。使用して危険なことなどはないということですが、期限が切れると温かさの持続時間が短くなったり、そもそも温まらなかったりする可能性があるということです。
なぜ?カイロが湿っている!膨らんでいる!
「カイロが湿っている…」
時には、カイロが湿っていることも。エステーによるとこれは、カイロに含まれる水分が、袋の中で結露を起こした状態なんだそう。製造から我々消費者の手に渡るまでの間に、急激な温度変化があった場合に起こるということですが、使用しても問題はないとのこと。
「靴下に貼っていたカイロが膨らんでいる!」
靴下に貼るカイロが気がついたら膨らんでいた、なんて経験はありませんか?
そもそもカイロは、鉄粉が空気に触れて酸化=「錆びる」際の熱で温まります。エステーによりますと、靴下に貼るカイロは靴を履いた状態で使用するため、少しの酸素で発熱できるよう作られているんだとか。
そのため、靴下に貼るカイロを酸素が多い場所に置いておくと、反応が促されて膨らむことがあり、温かい時間が短くなる可能性があるということです。
カイロが温かくない時どうすれば?冷めないと捨てちゃダメ?
「貼るタイプのカイロ、あまり温かくない…」
「カイロを貼った上から衣類を重ねる」、「カイロを肌に近い衣類に貼る」などの工夫をしていても、カイロが温かくならない!
そんなときは「一度服を脱いでみる」と温かくなるかもしれません。先述したように、カイロは空気に触れることで発熱するので、服を脱ぎカイロを空気に触れさせると、反応が促進される可能性があるとのこと。
「カイロを捨てたいけど、まだ温かい…どうしたら?」
エステーによりますと、カイロは発火するほど高い温度にはならないため、そのまま捨てても問題ないということです。また、カイロの主原料は「鉄粉」です。捨てる際には自治体などのホームページをご覧ください。
今シーズンもまだまだ寒い日がありそうです。カイロなどを上手に使って、冬を乗り越えましょう。