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アスベスト含む産業廃棄物を適切な対策とらず放置 産業廃棄物運搬業者と社長が書類送検
01.16(木)16:49
飛散防止の対策を取らずに、アスベストを含む産業廃棄物を放置したなどの疑いで、愛知労働局は産業廃棄物の収集や運搬などを請け負う会社と、その社長を書類送検しました。
書類送検されたのは、名古屋市港区の産業廃棄物運搬業「サーライン株式会社」とその社長の72歳の男性です。
愛知労働局によりますと、この会社は2023年8月以降、愛知県一宮市の事業所でアスベストを含む産業廃棄物を、適切な飛散防止対策を行わずに野ざらしの状態で放置したなどの労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。今回の事件は取引先の業者からの情報提供で発覚したということです。
アスベストは吸い込むことで肺がんなどの健康被害を引き起こすおそれがあり、現在は使用や譲渡などが原則禁止されています。
「サーライン株式会社」は現在、事実上廃業している状態ですが、アスベストを含む産業廃棄物は現在も放置されています。愛知労働局は一宮市に情報提供をして対応するとしています。