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「報道を止めるには接待が必要」警察官(47)が事件関係者から50万円をだまし取ったとして懲戒免職に 三重県警

09.12(金)17:25
三重県警の警察官が、捜査で知り合った男性に「報道を止めるには接待が必要」などとウソを言い、50万円をだまし取ったとして懲戒免職処分を受けました。
12日付けで懲戒免職となったのは、三重県内の警察署に勤務する47歳の男性警部補です。
三重県警によりますと、男性警部補は今年4月、捜査で知り合った事件関係者の男性が、事件が報道されることに不安を感じていることにつけ込み、「報道を止めるには接待は必要」などとウソを言い、接待経費の名目で男性から50万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
男性警部補は取り調べに対し、50万円を受け取ったことは認めているものの、「騙し取るつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。
男性警部補は、警察署内で被害者の男性に話を持ち掛け、非番の日に県内の店舗の駐車場で直接、現金を受け取ったということです。
警察へ情報提供があり、事件が発覚したもので、三重県警は12日、警部補を津地検に書類送検しました。
三重県警の山本展慶首席監察官は「組織をあげて信頼回復に全力を尽くす」とコメントしています。