加藤愛アナが岐阜・高山市の『やよいそばの肉球』を調査! ラーメンを覆う巨大な肉球! 毎月29日“肉の日”限定の愛されフード『チャント!』
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『岐阜・高山市』の『やよいそばの肉球』です。
老舗が作る『肉球』は遊び心満載の“高山ラーメン”
毎月29日のみ登場するという『やよいそばの肉球』の情報をまとめると、『やよいそば』は老舗の中華そば店。その店が作る限定の中華そばにはいろいろなサイズのチャーシューがのっていて、形が見たまま『肉球』だとか。
おじゃましたのは『やよいそば 角店(かどてん)』。昭和23年創業の中華そば専門店です。毎月29日限定で出している謎の『肉球』の登場に、加藤アナは「すごい!肉球だ!」と素直に反応。器いっぱいにチャーシューで描かれた肉球。これぞ地元の人たちだけが知る、わんぱくな逸品です。商品名もそのまま『肉球』で、ベースは高山特有の中華そば…いわゆる“高山ラーメン”。スッキリとした切れのある醤油味が特徴で、ほんのりとした甘みは大量のタマネギとニンジンによるもの。ここに鶏ガラと魚介節の出汁をプラスし、地元の醤油で味を整えたスープをストレートで使用。
そして、この秘伝のスープに合せるのは、自家製の細縮れ麺。スープの旨味を口いっぱいに味わえるよう計算し尽した毎朝打ちたての麺を使うのも、こだわりです。
3種類のチャーシューが堪能できるこの1杯
この中華そばの主役、チャーシュー仕立ての肉球は、実は3種類の組み合わせ。豚肉の部位はどれもバラ肉ですが、赤身や脂身の量や肉の巻き方などを変えて3種類のチャーシューを作ります。小ぶりで赤身多めがレギュラーチャーシューで、普通の中華そばに入っているものと同じです。
そして、もう一つ小ぶりの脂身多めはトロットロのくちどけ。加藤アナが噛もうとした瞬間にホロリと落ちたほどのやわらかさです。これらを交互に肉球の指の部分に使用。真ん中の大きなチャーシューは、1枚でいろいろな食感が楽しめるように太めに巻いて作られています。
それぞれバラ肉を巻いて作ったかたまりを、タマネギやニンジンなど甘みの強い根菜類がたっぷりの鍋でゆっくりと煮て甘みを染み込ませ、高山産の濃口醤油をベースにした秘伝のタレに移し替えて煮込むこと2時間。大きいチャーシューは、カットを厚めにして食べ応えがあるように。脂身の多いチャーシューは、炙って香ばしさを足すことでスープに深みをもたらし、昔ながらの中華そばに新しい楽しみ方を提案しています。
偶然の発見で誕生! 肉好きにはたまらない逸品
『肉球』の誕生のきっかけは、10年以上前に始まった“飛騨高山ウルトラマラソン”。毎年、国内外から約3000人が参加するそうで、訪れる人たちのエネルギー源になればと、店にある大小のチャーシューを盛り付けたところ、肉球に見えることを発見! どうせなら「肉の日」に出そうと、毎月29日となったとか。9月も29日に開催予定。売り切れ次第終了です。加藤アナは、「76年もの歴史がある“やよいそば”。“肉球の中華そば”は、可愛くってボリュームもある肉好きにはたまらない逸品でした!」と今回の調査を締めました。
(CBCテレビ「チャント!」8 月29日(木)放送より)