おにぎりやパンが食べ放題!?デララバ史上最も安い「300円」のモーニングに太田驚愕 岐阜県の激安モーニングを調査『太田×石井のデララバ』
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』。今回は「激安モーニング」の宝庫・岐阜を特集。500円以下の激安3店を紹介します!
こだわり満載!豪華な本格カレーモーニング
1軒目は岐阜市の「ネーナ ギフ ヤマノカレー」。安くてボリュームたっぷりの豪華カレーモーニングが人気です。
ドリンク1杯に、日替わりの本格カレー、焼きたてのナン、ネパールの焼きそば「チョウミン」、サラダ、ゆで卵、スープが付いて、お値段は450円!モーニングのドリンクはコーヒーが定番ですが、カレー店らしく、マンゴーラッシーも選べます。
ネパール人店主のビスタさんが仕込みを始めるのは、オープン1時間前の朝8時。まず、クミンホール、マスターシードなどのスパイスを油で炒めます。スパイスの成分は水ではなく油に溶けやすいため、味に深みが出て、より香りが出るのだとか。
次に、刻み玉ねぎ、スパイスに一晩つけた鶏肉、ジャガイモを炒めていきます。そこに加えるのが、カレーに甘みとコクを出す「玉ねぎのペースト」。玉ねぎは前日の夜に、ドロドロのペースト状になるまで、2時間以上炒めているとのこと。入れる野菜は日替わりで、この日はナスとジャガイモです。
激安の秘密は、お客さんの多さ。地元の人にたくさん来てもらうことで、お値打ち価格を実現しているとのこと。
ビスタさんが日本に来たのは約10年前。岐阜のカレー店で修業し、2023年に自分のお店を開きました。激安モーニングを始めたのは、たくさんの人にお店を知ってもらうため。「オープン1週間くらいは、お客さんは入らなかった。一度来た人が『モーニングがおいしい、安い』と、友達に言ってくれたから、お客さんが増えた」と振り返ります。
ドリンク1杯の値段で9品付き!ボリューム満点のみそかつモーニング
2軒目は、岐南町の「朱里(あかり)」。人気は、豚のロースを100gも使ったボリューム満点の「みそかつモーニング」です。
お肉の厚さは2cm。朝から食べられるように衣は極力薄くして、油っぽくならないようにしており、注文が入ってから一枚一枚揚げています。
店主の田口教子さんのこだわりは、手作りのみそかつの“みそ”。「しょうが、ニンニク、砂糖、みりんの素朴な味です」とのこと。素朴なみそだから、毎日食べても飽きないんだとか!
ドリンク1杯の値段で、ごはん、みそ汁に、みそかつ、そうめん、煮物、冷奴、ミニサラダ、茶碗蒸しなど9品が付いて、お値段は500円です。
さらに、みそかつの代わりにさばの塩焼きがついたモーニング「さばセット」は、更に安い450円!他にも、焼きそばセットや、おにぎりセット、トーストセットなどが450円で楽しめます。
激安の秘密は、お客さんの協力。実は、お店で使う野菜は全てもらい物で賄っていて、原価0円で品数を増やすことが出来ているのだとか!お店の冷蔵庫は、毎日もらう野菜でびっしり。きゅうりとキャベツはミニサラダに、焼きそばの具材は朝に取れたキャベツを使っています。
田口さんは「本当に助けてもらっている。お客さんの協力でたくさんの料理ができる」と話します。
おにぎりやパンが食べ放題!?デララバ史上最安値の300円モーニング
3軒目は、岐阜市の「びっくり食堂ナナカフェ」。デララバが過去調査した中で、最も安い衝撃価格の食べ放題モーニングです!
ドリンクは、コーヒー、紅茶、緑茶、ジュースなど7種類。おにぎり、みそ汁におかずが3品入った和食プレートが付きます。
おにぎりは、おかわり自由の食べ放題!おにぎりだけでなく、ロールパン、クロワッサンなど約7種類のパンも食べ放題です。さらに、3種類のシリアルも食べ放題で、ミルクもかけ放題。お客さんは、ドリンク、お菓子などのお土産をもらえます。※お土産は日によってない場合もあります
おにぎり、パン、シリアルが食べ放題(60分)で、お値段はドリンク代のみの300円!しかも、子どもは小学生から大学生まで100円、幼児は無料です。
なんと、お店を切り盛りする川又さん夫婦の給料はゼロ!なぜここまで頑張れるのか、川又さん夫婦に密着します。
仕込みが始まるのは、オープン2時間前の朝6時。厨房は節電のため、照明がついてないところも。妻のカンさんは、約30分かけてパンを食べやすい一口サイズにカット。多い時で300個以上カットすることも。続いて、おにぎり用のご飯を準備します。
川又さんは、おかずの準備。前日にある程度、仕込みは済ませているため、調理は火を通すものだけ。チャーシューの切れ端を春菊と卵で炒めた料理に、オクラの煮びたし、鶏肉の甘辛煮、雑穀米のおにぎりを添え、和食プレートが完成です。
おかずは日替わりで、トマトのマリネやキュウリの浅漬けといった和食総菜もあれば、洋食メニューのフレンチトーストが出ることもあります。
川又さんは、東京の高級老舗割烹で修業。まかない料理を、少ない予算の中で調味料を工夫して作ったことが、今にいかされているのだとか。
地域の大人も参加していて、合計40人以上がボランティアでお店を手伝ってくれています。家庭菜園をしているご近所から、野菜の差し入れもあるそうです。
川又さんは、若くして始めたお店が失敗して数千万円の借金を作り、ホームレス生活に。見かねた先輩から中国の日本料理店を紹介されました。そこでカンさんと出会い結婚。しかし、川又さんに腎臓の病気が発覚し、2人で日本に帰国しました。
帰国後に今の場所で和食料理店を開業しましたが、コロナ禍の中、「7割の子どもが朝食を食べていない」という現状を知ったそう。川又さんは和食料理店をやめ、2023年に全世代型の子ども食堂としてナナカフェをオープンしました。もうけ目的ではないため、給料はゼロですが「いろいろな病気をしていて、障害年金をいただけている。食べる分には困らない」とのこと。
川又さん夫婦は週に1度、車で往復4時間かけて北名古屋市の「フードバンク愛知」へ通っています。フードバンクは、企業などから寄付された食料品を、申請のあった施設などへ無償で提供する団体。川又さんは「食材の7割近くは頂き物で賄っています」と説明してくれました。
川又さんは、お金がない人のため、代わりに飲食代を先払いできるシステムを行っています。さらに、子どもたちへの食育として、不定期で餃子作り教室も開催。ごはんのおいしさと共に、人の温かさを実感した太田さんでした。
CBCテレビ『デララバ』9月4日(水)放送
太田×石井のデララバ
『太田×石井のデララバ』は、CBCテレビで毎週水曜日の午後7:00から放送されている情報バラエティ番組。東海3県のド定番のスポット・話題・人などの、知られざるポイントを太田光が独自の目線で徹底深掘り!
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