ペッパー君がパンサー向井に無感情の「サンキュー」…高校と専修学校同時の“Wスクール” 超専門的授業の中身
三重県亀山市にある徳風高等学校。全校生徒約150人で「総合コース」「パソコンコース」「ドッグケアコース」の3つのコースに分かれています。この学校にパンサーの向井慧さんが“向かい”ました!まずは、校長先生の所へ…。
パンサー向井さん:
「とてもユニークな学校だと伺って来たんですけれども」
東校長:
「ダブルスクールなんです。高校と専修学校の2校に同時入学し同時卒業を目指します」
パンサー向井さん:
「高校に行きながら、専門的なことも一緒に学べるんですね」
他にも少人数制を生かした1コマ40分の授業やボランティア活動を単位として認めるなど珍しい取り組みがいっぱい。
東校長:
「何とか、何かで自信をつけて社会参加を果たして欲しいと、そう考えています」
まず向かったのは様々な資格が取れる総合コース。
パンサー向井さん:
「ネイル室って書いてあります。普通の学校にはないような教室ですけど、(先生に)ネイルを勉強してるんですか?」
先生:
「徳風技能専門学校の授業で行っています。ネイリストのプロを目指したり、サロンを将来開いたり、そういった子たちが集まってやっている講座になります」
生徒に将来の夢を聞いてみると…?
市村さん:
「資格を取って将来自分の店を出したいなと思っています」
授業はプロのネイリストが直接指導。美容関係への就職のため高校から資格習得を目指します。
続いて、ITのスペシャリストを目指すパソコンコースの教室に入ると…。
ペッパー君:
「現在のネットワーク状態とオンライン情報を確認できます」
先生:
「プログラミングの授業で、生徒が作ったプログラムでペッパーを動かすという授業です」
北村くんがプログラミングをしていたのは「あいさつ」。ペッパーくんと会話できるということで、向井さんが話をしてみます。
ペッパー君:「こんにちは。あなたの名前は?」
パンサー向井さん:「向井です」
ペッパー君:
「初めまして、向井さん。今日は何をしに来たの?」
パンサー向井さん:「面白いロケをしに来ました」
ペッパー君:
「そうなんだ、ぜひ楽しんで行って下さい、サンキュー」
パンサー向井さん:
「サンキュー!こんなに感情の無いサンキュー(笑)。すごいね」
パソコンコースでは、プログラミングをはじめ、ゲーム制作やプロジェクションマッピングなどを学んでいます。まさに、IT社会を支えるプロフェッショナルのたまご。
鎌田くん:
「普通の学校ではこんなプログラミングなどは学べないから、この学校を選びました」
馬渕くん:「エンジニアやプログラマーを目指してます」
そしてワンちゃんのスペシャリストを目指すドッグケアコースへ。
パンサー向井さん:
「ワンちゃんたちがいる、かわい~!ちなみにここのコースは?」
高士くん:
「1、2年生はトレーニング・トリミングの基礎的なことを学んで、3年生はそのうち将来なりたい方を選んで専攻します。トレーニングだと芸や介助動作、服を脱がすなど介助犬がやるような動作を教えて、福祉施設などにセラピーへ出向いています」
パンサー向井さん:
「この子たちは学校で飼ってるワンちゃん?」
中田さん:
「はい。ラブラドールレトリバー3頭、スタンダードプードル1頭、トイプードル2頭です」
介助犬のトレーニングも行っている徳風高校。老人ホームや支援学校に赴き、アニマルセラピーの実習を行っています。
パンサー向井さん:
「もうすぐ3年生は卒業だけど、ワンちゃんともお別れになるということ?」
女子生徒:
「そうなんですよ…。なので卒業した後もお邪魔して。犬とかも人を覚えているので(笑)」
生徒たちが1年生の頃から学校でずっと一緒に過ごしているワンちゃんたち。可愛がってくれた生徒たちが卒業しても、遊びに来てくれるのをみんな待っているのでした。