
1泊20万円から…『エスパシオ ナゴヤキャッスル』オープン 全100室で“鳳凰スイート” は1泊約300万円


名古屋を代表するホテルの1つとして知られた「ナゴヤキャッスル」が生まれ変わり、2025年10月1日に新たにオープンしました。料金は1泊20万円からという超高級ホテルで、国内外の富裕層をターゲットに、新たな歴史を刻みます。
■「まるでお城」…ホテルの中は“黄金の世界”
名古屋市西区に10月1日、「エスパシオ ナゴヤキャッスル」がオープンしました。名古屋城の目の前に立ち、建物の外観はまるでお城のようです。

開業式典には常盤貴子さんや、名古屋市出身の武井咲さんらが出席し、新たな門出を祝いました。 武井咲さん: 「家族を連れて、こんなラグジュアリーな素敵なホテルに泊まらせてあげたいなと思いました」 ホテルに入ると、壁のアートも天井も名古屋人が大好きな、まばゆい金色の世界が広がります。

館内にはおよそ600点のアートが飾られ、贅沢な空間に華を添えています。

宿泊客専用の廊下を抜けた先には、鳳凰が飛び立つ様子をイメージした美しい金のオブジェが設置され、ウェディングのフォトスポットとしても利用されるそうです。
■名古屋城を“独り占め”…1泊300万円のスイートルーム
地上11階、地下2階のホテルの最上階には、室内の随所に鳳凰があしらわれた、1泊およそ300万円の「鳳凰スイート」があります。

広々とした室内に、会議もできる大きなテーブルもあり、ベッドルームにも組子細工があしらわれるなど、贅の限りを尽くしています。

スイート専用の温泉プールからは、名古屋城やオープンしたばかりの「IGアリーナ」が一望できます。

他にも、信長・秀吉・家康の三英傑を生んだ、名古屋ならではの重厚感あふれる客室など、6つのタイプ、全100室が用意されていて、1泊およそ20万円からの価格設定となっています。
■“伝統と革新”…名古屋の新たなランドマークに
1969年に開業した「ホテルナゴヤキャッスル」は、50年以上にわたり、名古屋を代表するホテルとして愛されてきました。 その伝統を受け継いでいるのが、最大で1700人が入れるという国内最大級の宴会場です。壁には室町時代から現代までの名古屋の街並みが描かれています。

さらに、横47メートルの巨大なスクリーンを使ったプロジェクションマッピングを使った演出もできるようになり、12月には郷ひろみさんや鈴木雅之さんのディナーショーも行われます。

長年愛されたグルメの名店もあります。中国料理の「柳城」は、分厚いアワビを丸ごと使った一品や、三重県産の新姫鯛が乗った炒飯など、本場さながらの料理を味わえます。

5年前、休館に伴い別のホテルへ移転しましたが、料理長をはじめ、当時のスタッフ数人が腕に磨きをかけて戻ってきました。

店は以前の1階から4階に移り、名古屋城を望む景色とともに、極上の料理が楽しめます。 5年の時を経て、さらに洗練された空間に生まれ変わった「ナゴヤキャッスル」。ここからまた新たな歴史が始まります。