レトロなコイン遊具に加え新しく体力測定できる設備も　松坂屋の屋上遊園が47年ぶりリニューアル

名古屋市中区の松坂屋名古屋店の屋上遊園がリニューアルオープンします。昔ながらの遊具に加え、新たに設置された遊具や体力測定コーナーが公開されました。

現在の場所の移転して100年の歴史を持つ松坂屋名古屋店の屋上遊園は、2024年5月に休園し、47年ぶりとなる全面改装を9カ月かけて行ってきました。2月27日に公開されたリニューアルした屋上遊園には、改装前からあるレトロな遊具52点のほか、保育教材の企画・開発などを手がけるジャクエツがデザインした新たな遊具や設備があります。

1歳から6歳を対象にした遊具はオブジェのようなデザインで、子どもたちの感性を育てることをテーマにしています。

ジャクエツ空間デザイン課 佐伯祐樹次長：
「こちらは『おもち』という遊具なんですけど、通常の階段を上がっていって滑るという遊びから、このあたりから滑っても安全だという設計をしている」

遊具の下に厚さ5センチのゴムチップを敷いて、子どもの安全を第一に考えた設計をしているということです。

また遊具のほかにも、来園するたびに子どもの成長を感じられるようにと体力測定ができる設備も新たに設置しました。身長測定や立ち幅跳び、体前屈など、合わせて6つの体力測定が体験できます。

大丸松坂屋百貨店店づくり推進部 池田航さん：
「この屋上遊園はお客様に愛していただきまして、僕らの親の世代であるとか、その上の世代が小さいころからこの場所で遊んでいることがわかりました。それをうまく継承したい」

屋上遊園のリニューアルオープンは3月2日です。