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愛知県職員「虐待することが障害者のためになる」などと発言 所属長から厳重注意

09.09(火)15:04
障害者の虐待防止などについて関係機関が意見を交わす協議会で、愛知県の男性職員が「虐待することが障害者のためになる」などと発言をしていたことがわかりました。
愛知県によりますと、男性職員は9月5日に県が開いた障害者の虐待防止に関する協議会に出席した際に、「虐待をすることが障害者のためになる」と自身の見解を述べました。また、虐待として市町村に通報などがあった事案のうち、虐待と判断されるのは約3割にとどまるという報告を受け、障害者自身の「被害妄想的な部分がある」とも発言しました。
発言について協議会に出席していた障害者団体から抗議の声が上がったため、県の別の担当者が「虐待はいかなる場合でも許されない」などと県の考えを説明したということです。
男性職員はその後、不適切な発言だったとして所属する担当課の課長から厳重注意を受けています。
県の聞き取りによりますと、発言の意図について男性職員は「県の障害者支援の取り組みが物足りないと言われているように感じ、フォローしようと思った」などと話しています。