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新幹線の車両から煙…JR東海「非常にまれな不具合が重なって発生」床下の機器が故障…安全装置が作動せず

08.22(金)19:20
先週、東海道新幹線の車両から突然、煙が出た問題で、床下の機器が故障し、安全装置が作動しなかったとみられることがわかりました。
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今月15日、新大阪発静岡行きの「こだま764号」の床下から煙が出て、乗客約250人が岐阜羽島駅に臨時停車した後続の「のぞみ」号に乗り換えました。
煙が出た車両は、6月に営業運転を始めたばかりで、走行中に車掌が「焦げ臭い」においと煙に気付きました。
その後、JR東海が原因を調べたところ、9号車の床下に取り付けた装置の中にある「パワーユニット」と呼ばれる機器が故障していたことがわかりました。
パワーユニットは、モーターの出力を調整する機器で、本来、不具合が起きた場合は電流を遮断する安全装置がはたらきますが今回は作動せず、温度が上がって煙が出たとみられています。
パワーユニットは製造メーカーが修理したばかりでした。JR東海は「非常にまれな不具合が重なって発生した事象」だと説明しています。