大阪・関西万博に愛知の最新ロボットが大集合 自動調理ロボットなどで…「人手不足の担い手に」

愛知県内の企業や大学が制作したロボットの展示会が、今日からの「あいち・名古屋フェスタ」に合わせて開催。
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最先端のテクノロジーが搭載されたロボットは11種類です。
豊橋技術科学大学が開発したおしゃべりロボット「ムー」。おにぎりの画像を見せると…
(ムー)「おにぎり食べたいね」
ロボットとおしゃべりができます。
トヨタ自動車の自動運送ロボット「ソラカゴ」。
労働力不足解消を目的に開発され、重い荷物を運ぶだけでなく、自動で積み下ろしまでやってくれるんです。
家庭用ロボットや自動調理ロボットも!
こうした中、ひときわ目を引いたのが…
(大石邦彦アンカーマン)「かわいいワンちゃん!aiboですよ」
1999年に発売され、世界中で大ヒットした犬型のロボット「aibo」。家庭用ロボットのさきがけとして誕生し、今年で25周年となりました。
実は愛知県幸田町生まれです。
(大石)「これまでのAIBOとどう違う?」
(担当者)「より生命感のあるモーションだったり、AIの認識処理を使って人やモノを認識するなど格段に性能が上がっています」
これまで、ただ感情を表現するだけにとどまっていたaiboですが、AI技術により飼い主を見分けることはもちろん、ちょっとした頼み事も聞いてくれます。
(大石)「私が家に帰ったら、このワンちゃんが私の方によって来てくれる?」
(担当者)「玄関を教えてあげると迎えにきてくれます」
(大石)「かわいい~!かわいい~!うちの家族はしてくれないから…」
(担当者)「孤独な方とかにはすごく人気があって、老人ホームなどでも活用されています」
つづいてのロボット。
何をしているのかというと…なんとイングリッシュマフィンを作っていました。
こちらは、愛知工業大学が開発したイングリッシュマフィンを自動で作るロボット。普段は、工場でネジ締め作業や箱詰め作業に使うロボットアームを活用し、ハムを焼いたり、パンをひっくり返したり、チーズをのせたりと、マフィンを完成させます。
(担当者)「複雑な調理や材料がそれぞれ違うものでも、それを調理してくれれば省人化に役に立つ」
(大石)「人手不足の担い手になってくれる?」
(担当者)「確実に担い手になると思います」
次世代ロボット展示への思いは?
(経済産業局産業振興課 葦澤明純主査)
「愛知県も自動車・航空産業に次ぐ産業として今ロボット産業の振興に力を入れている。愛知を『ロボットを作り、使う』という世界的な先進地を目指して、さまざまな取り組みをしている」