
警察官がパトカーで“爆走”!? 先生はプロレーサーの織戸学さん 愛知県警がサーキット貸し切り特別な訓練

28日、愛知県幸田町のサーキット場「幸田サーキットyrp桐山」で見慣れない光景が。猛スピードでコースをかけぬけるのは、本物のパトカー。

実は、これ、愛知県警が特別に行った訓練。高速隊など普段からパトカーに乗って業務にあたる隊員たちを対象にしています。

松田典視 交通部長:
「緊急走行時は、どうしても事故のリスクが高まる。皆さんには、高い運転技術が求められる」

講師を務めるのは、プロレーサーの織戸学さんと娘の茉彩さん。
Q.警察官に教えると聞いてどう思った
織戸学さん:「断ろうと思った。とにかく事故にならないためのドライビングを覚えていただきたい 」

恐縮気味の2人ですが、いざ訓練が始まると、一変。細やかな指導がされます。
今回、コース上には、ところどころパイロンが置かれ、道幅を狭くしたり、障害物がある環境が作られています。
そこを、最速100キロ以上で走行するという、かなり難易度が高い訓練なのです。
スピード感が求められるパトカーの緊急出動や高速道路上での運転。県警の中でも、高い技術を誇るトップ集団でも苦戦。

そんな中、講師の親子が、そろって口にしていた運転テクニックが。
織戸学さん:「ブレーキ。ブレーキ、パンって離さない。ゆっくり長く」
茉彩さん:「今、もうブレーキが離れちゃっている」

ブレーキの使い方。実はこのシーン、落下物を緊急回避する想定なのですが、織戸さんによると、ブレーキを強く踏み込み続けると、ハンドル操作がききにくくなるため。

ブレーキを踏んだ後、緩やかに離していくのがポイント。スムーズに車が動かせるといいます。

実際に警察官とプロで、運転の比較をすると、警察官の方はブレーキ音が大きく障害物を避けるときに車体が少しひずんでいます。
一方、プロの運転は、ブレーキ音は、ほとんどせず、スムーズに避けられています。

実際に体験した警察官は。
愛知県警高速隊 警察官:
「すごかったです。アクセル、ブレーキ、コーナリング、立ち上がり、全て安定していた」

愛知県警高速隊 警察官:
「落下物とか高速道路では多いんですが、そういう物はとっさに目の前に現れますので、今回の訓練があれば、しっかりとかわして避けることができると感じています」
充実した訓練になりました。