“盗撮画像共有”森山勇二被告(42)の初公判 「教員のノウハウ共有」目的で開設されたグループチャットがなぜ? 名古屋地裁

教員グループが児童を盗撮し、その画像を共有していた事件では、これまでに6人が逮捕・起訴されました。
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名古屋市の小学校教諭・森山勇二被告42歳は、画像を共有していたグループチャットを開設したとみられています。注目の初公判には傍聴券を求め長い列が…
盗撮グループができたいきさつが、法廷で明らかになりました。
名古屋市の小学校教諭・森山勇二被告42歳。
起訴状などによりますと2024年、校外学習で訪れた名古屋市内の消防署で、9歳の女子児童の下着をデジタルカメラで盗撮し、教員が参加するグループチャットに画像を共有したほか、2024~2025年にかけて女児のリコーダーや赤白帽を自宅に持ち帰り、体液をつけた罪などに問われています。
一連の事件では、森山被告のほかに横浜、北海道、東京などの教員5人が逮捕・起訴されていますが、このグループチャットを開設したのが森山被告とみられています。
グループチャット「当初は教員としてのノウハウを発信していた」
(松田亘哲記者)
「午前10時40分、傍聴席を求めて150人以上が列を作っています」
教員グループによる児童盗撮という、社会を震撼させた事件の初公判。注目の裁判は、名古屋地裁できょう午前11時20分に始まりました。
黒のスーツとマスク姿で出廷した森山被告は…
(森山被告)「間違いありません」
はきはきとした声で起訴内容を認めました。続く冒頭陳述で検察側は、「当初は教員としてのノウハウを発信していた」などと、グループチャットが作られた経緯について指摘しました。
森山被告が“信用できる”教員を誘い入れ…
SNSで教員のノウハウを共有していたという森山被告。それがなぜ、児童を盗撮するグループに変わったのか。検察側は「性的な話題を投稿すると反響が大きく、同じ性的嗜好を持つメンバー同士のつながりができた」と述べました。
そして、2024年8月ごろまでに森山被告が「信用できる」と判断した教員を、秘匿性の高いアプリに誘い入れ、盗撮画像を共有するグループができたと指摘しました。
今後の裁判で、森山被告本人が何を語るかが注目されます。





