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「伊勢エビ」が不漁 あすから本格的な漁解禁も… 一部地域で解禁遅らせる判断 海水温上昇が影響か 三重

09.30(火)16:53
様々な魚が水揚げされていたのは、三重県鳥羽市の離島、答志島の漁港。この地域では、今月16日から伊勢エビ漁が解禁されています。中には1キロ超えの大物もあり、一見大漁に見えますが…
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(漁師)
Q.たくさんありそうですが?
「まったくまったく、全然」
Q.きょうは多い?
「全然ダメ」
きのうの伊勢エビの水揚げは、合わせて224キロということでしたが、海水温の上昇などの影響により、ここ数年は傾向としては伊勢エビは「不漁」だと言います。
(鳥羽磯部漁業協同組合 答志支所 橋本長之支所長)
「(水揚げが)少ない印象はある。解禁の日は(例年と)同じだったが、水温の加減か(水揚げの際)死ぬ割合が高かった」
三重県内の伊勢エビ漁の本格的な解禁はあすからですが、漁協関係者によりますと、事前の調査で水揚げが少ない傾向が続くとみた志摩半島の一部の地域では、需要が高まる年末に向けて、資源管理の目的で伊勢エビ漁の解禁を遅らせる判断をしたということです。
(漁師)
「自然相手だから、なかなか自分たちの思うようにいかない」
海水温が上がったことで東北地方など、これまで水揚げが少なかった地域で豊漁が続いている伊勢エビ。三重県は1990年に「県のさかな」に指定していますが、漁業関係者も消費者も我慢の日々が続きます。