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追跡中の事故で軽トラック運転手が死亡 パトカーを運転していた警察官を不起訴処分 津地検

03.21(金)19:02
2024年3月、三重県松阪市垣鼻町の市道で、パトカーが追跡していた軽トラックが電柱に衝突し、道をふさぐように横向きになったところにパトカーが衝突し、軽トラックの運転手の男性(当時55)が死亡する事故がありました。
事故の前、パトロール中だったパトカーが一時停止をせずに走行したこの軽トラックを発見し職務質問をするため赤色灯をつけて約400メートル追跡していたということです。
三重県警はこの事故を受け、パトカーを運転していた松阪警察署地域課の巡査部長(30代)を過失運転致傷の疑いで津地検に書類送検していましたが、21日、津地検はこの警察官を起訴猶予とし不起訴処分としました。
不起訴の理由について津地検は「事実は認められるものの関係各証拠および諸般の事情を総合的に考慮して判断した」としています。
また、亡くなった軽トラックの運転手の男性も飲酒運転をしたとして道路交通法違反の疑いで書類送検されていましたが、被疑者死亡により不起訴となっています。
パトカーが軽トラックに衝突した事故と運転手の男性の死亡には因果関係はないということですが、松阪警察署では適切な追跡をするよう指導を徹底し、再発防止に努めるとしています。