市長がM-1グランプリに挑戦 相方はザブングル加藤さん 「公務の一環」というけれど… 三重・四日市市

漫才のトップを決める年末の恒例行事「M-1グランプリ」。今回、三重県四日市市の市長が、地元出身のお笑い芸人とコンビを組んで挑戦することになりました。その狙いは?
「森市長が普段通りの格好で現れました。笑顔を浮かべていますが、少し緊張しているようにも感じます」(木岡真理奈アナウンサー)
落ち着かない様子で現れたのは、三重県四日市市の森智広市長(47)。
続いて登場したのは、お笑い芸人のザブングル加藤さん(50)です。
「謝罪会見みたいですけど」(ザブングル加藤さん)
「悪いことしていませんので」(森智広 市長)
四日市市出身で、現在は市の観光大使を務めている加藤さん。
森市長との関係は「新たな相方」に。
2人は5月、漫才の日本一を決める「M-1グランプリ」にコンビで出場することを発表しました。
どちらがボケとツッコミ?

三重県で最も人口の多い四日市市長を9年務め、公認会計士の資格も持つ森市長と、芸歴20年以上の大ベテラン加藤さんという異色のコンビ。
どんな漫才をする予定なのでしょうか?
「市長にボケをやっていただいて、僕がツッコミかなと思っております。僕がキレながらつっこむみたいな想定をしております」(ザブングル加藤さん)
コンテスト出場の目的は、四日市市のPR。
挑戦を通じて、市の認知度やイメージ向上につながることを期待しているといいます。
市によりますと、漫才活動も市長の「公務」の一環。
詳細は今後の調整だということですが、関連費用は市の予算から捻出するとしています。
コンビ名は「まさかのドストレート」

気になるそのコンビ名は――。
「コンビ名発表します」(森市長)
「『三重県四日市』。まさかのドストレートで行きたいと思います」(ザブングル加藤さん)
「四日市はどんな町なんだと、みなさんに興味が持ってもらえるように、『三重県四日市』というシンプルのみですね」(ザブングル加藤さん)
他の公務を続けながらのコンビ活動をしていくことになりますが――。
Q.公務の中で活動されるが支障は?
「時間を見つけながら練習していくんですが、そんなに公務に支障が出ることはないと思っています」(森市長)
「市長がM-1に出ることは、リスクがあると思うんですよ。反対する人もいると思う。その中で引き受けてくださって感謝しかない。四日市を盛り上げるために頑張っていきたいと思います」(ザブングル加藤さん)
「公務で漫才」に市民は?

自治体トップの漫才挑戦。市民はどう受け止めているのでしょうか?
「知らなかったです。今教えてもらいました。」(30代)
Q.公務の一環となることについてどう思うか?
「新しいことに挑戦するのは、いいことではないかなと思います」(30代)
「初めて聞いた。えーと思う。そんなに市長って暇なんかな。もっとたくさん仕事があると思う」(80代)
Q.市長のM-1挑戦、賛成?反対?
「賛成です。市長は明るくてすごい楽しい方なのでうれしいです」(30代)
「勝ち上がっていければPRになるのかなと思う。すごくいいかなと思います」(30代)