IGアリーナ完成間近 関係者1000人が集まり大規模シミュレーション 火災発生想定の避難訓練も 愛知

「開業目前IGアリーナ」オープンを前に、15日は飲食店の運営などの最終確認が行われました。課題は見つかったのでしょうか?
7月の大相撲名古屋場所で開業を迎える、愛知県の新体育館「IGアリーナ」
国立競技場も手掛けた世界的な建築家、隈 研吾さんがデザインした木材を使った外観が特徴です。
収容人数は最大で1万7000人。世界基準と言われる高さ30メートルの天井。
国内最大という8面体のセンターハングビジョンに…。
椅子の高さを自由自在に変えられる可動席を備えた最新鋭のアリーナです。
1000人で大規模な開業前シミュレーション

今月31日から2日間行われるオープニングイベントを前に、関係者約1000人が集まり大規模なシミュレーションが行われました。
IGアリーナには1階のコンコースを中心に約20の飲食店があります。
15日は一部の店舗が参加。お客さんがいないのに、カウンターにメニューが並びます。館内の注文はすべてモバイルオーダーで、キャッシュレス決済のみです。
混雑やトラブルは?

世界各国の料理や名古屋メシも食べられ、開業とともに混雑が予想されています。
実際に商品を提供し、トラブルがないかテストが行われました。
「(商品の受け渡しで)15分くらい待っています」(女性客)
「5分くらい待っている」(女性客)
目の前にオーダーした料理はあっても、飲み物が遅れることなどがおきていました。
その一方で…。
「モバイルオーダーされたお客さんが、なかなか取りにきてくれない。準備ができているのに取りにきてくれないので、たまっちゃっているのが全体的な課題」(店舗責任者)
また、午後6時すぎからはコンサート中に、ごみ捨て場から火災が発生した想定で避難訓練も行われています。
オープンを目前に、着々と準備が進んでいます。