「1つの節目として新たな気持ちで」伊那山地トンネルの貫通でリニア中央新幹線の2つの工区がつながる

05.13(火)18:57
工事が進むリニア中央新幹線の2つの工区が、初めてトンネルの貫通によってつながりました。5月12日にトンネルが貫通したのは、長野県内を通る伊那山地トンネルです。
記者:
「長野県内にある伊那山地トンネル内です。私が歩いているこのあたりを将来リニアが走ります。ここが工区と工区の境目になっていて、5月12日に貫通しました」

全長15.3キロにも及ぶこのトンネルは3つの工区に分かれています。このうち坂島工区と戸中・壬生沢工区では、それぞれ東向きに掘り進めていました。戸中・壬生沢工区の着工から約4年半、2つの工区が繋がりました。工区の境目でトンネルが貫通したのは初めてです。
中央新幹線長野工事事務所 小池一之所長:
「これを1つの節目として、感慨深い思いはありながらも、また新たな気持ちで引き締めて工事を進めていきたい。できるだけ早くリニアを走らせて、地域の活性化に貢献していきたい」