
新着
中部電力 2024年度の連結決算“6年ぶり増収減益” 純利益は前期比49.9%減 今後“トランプ関税”で自動車など輸出減少を懸念 電力需要に影響が生じる可能性高い

04.29(火)08:00
中部電力が28日、2024年度の連結決算を発表しました。売上高は前の年度より1.6%多い3兆6692億円、純利益は、49.9%少ない2020億円でした。
中部電力によりますと、2024年度の売上高は、政府の電気料金支援が減少した一方、販売電力量が増えたことから、前年度と比べ588億円増加した3兆6692億円でした。
純利益は、前期より2010億円低い2020億円で、6年ぶりの増収減益となりました。
今年度の業績見通しについては、燃料価格の下落や、円高傾向で電気料金の燃料費調整額などが減少するとし、売上高は、1190億円程度減る3兆5500億円、純利益が170億円程度減る1850億円で、4年ぶりの減収減益としています。
また、“トランプ関税”について、「今後自動車などの輸出の減少が懸念されるため、このエリアの電力需要に影響が生じる可能性が高い」とし、「業績見通しに大幅な変化が生じた場合は、速やかにお知らせいたします」としています。