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日米関税を巡るコメの輸入拡大案 不安募るコメ生産者「大体いじめられるのが農業関係」

04.25(金)19:01
日米関税を巡ってコメの輸入拡大の案が出ていることについて生産現場から心配する声が上がっています。
日本の国民食、コメをめぐる一連の動きを、生産者側はどう見ているのでしょうか。コメ農家は心配が尽きません。
「いま本当にコメが足りなくて、僕たちの生産量も足りなくて、穴埋めのためのスポット的な考えなら、まぁ仕方ないのかなというところは実際あります。ただ僕たちも増産していますし、じゃあコメが潤沢になったときに、その輸入のコメってどうなるんですかと。止められるんですかと」(鍋八農産 八木輝治 代表)
仮にアメリカ産のコメが安く輸入された場合生産者にとっては死活問題だといいます。
「日本のコメも価格が下がると思っています。価格が下がると僕たちの経営が苦しくなって生産者がいなくなっていくんじゃないんですかね。日本列島の農地、コメがメインじゃないですか。『日本、じゃあコメいらないの?』って話になっちゃうし、なんで切り札のカードで出しちゃうのか不思議ですね」(八木代表)
政府には冷静な判断を求めています。
「大体いじめられるのが農業関係ですね。牛肉だとか。今度コメじゃないですか。これはいろんな業界や職種があって、すごく申し訳ないんですけど、コメを生産している以上、コメは(交渉材料から)外していただきたい」(八木代表)