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中部電力「2025年3月期連結決算は増収減益」純利益は49.9%減の2020億円 トランプ関税に注視

04.28(月)18:12
中部電力が4月28日発表した2025年3月期の連結決算は、売上高が前期比1.6%増の3兆6692億円、純利益が49.9%減の2020億円と増収減益でした。
販売電力量の増加などから増収を確保したものの、燃料価格の変動を電気料金に反映させる「燃料費調整制度」の期ずれ差益が前期に比べ大幅に減少し、減益となりました。2026年3月期の連結業績予想は、燃料価格の下落や円高傾向により、電気料金の燃料費調整額が減少するとして、売上高が3兆5500億円、純利益が1850億円と減収減益を見込んでいます。
また、アメリカのトランプ関税の影響については「今後、自動車などの輸出量の減少が懸念され、自動車関連の産業集積地である中部エリアの電力需要に一定の影響が生じる可能性が高いと考えている」とし、「今後、業績見通しに大幅な変化が生じた場合は、速やかにお知らせする」としています。