市が行った水道工事を“業者が行った”と請求書偽り…市職員ら３人逮捕　ほかに少なくとも７件関与か　三重・津市

三重県津市が行った水道工事を指定業者が行ったように装い修繕費用をだまし取ったとして、津市の職員ら3人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、津市上下水道事業局の中村一男容疑者（56）と、上下水道管理局の松岡泰成容疑者（51）、水道工事業者「新英工業」の新居利英容疑者（50）です。

警察によりますと、3人は、市が行った水道工事3件を新居容疑者の会社が行ったように請求書を偽装し、修繕業務委託料として、合わせて約8万円をだまし取った疑いが持たれています。

3人は、このほかにも少なくとも7件、約25万円をだまし取った疑いがあるということです。

警察は3人の認否を明らかにしていませんが、去年実施した市の聞き取り調査では、松岡容疑者は一部の詐欺行為について関与を認めた一方、中村容疑者は関与を認めていなかったということです。