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「やってないことが証明されて安心した」元ホストの男性に無罪判決 マンション死体遺棄事件 名古屋地裁

03.17(月)18:57
名古屋市のマンションで住人の男性の遺体を遺棄した罪に問われた元ホストの男性の裁判で、名古屋地裁は3月17日、無罪を言い渡しました。起訴状などによりますと、元ホストの小山直己被告は、2023年10月、当時勤務していたホストクラブの客だった内田明日香被告と共謀し、名古屋市中区新栄のマンションでこの部屋に住む阿部光一さんの遺体を毛布で包むなどしてクローゼットの中に隠した罪に問われています。
これまでの裁判で小山被告は「私は一切関わっていません」と起訴内容を否認していました。これに対し検察は懲役1年6カ月を求刑していました。

3月17日の判決公判で名古屋地裁の大村陽一裁判長は「検察側は内田被告が単独で被害者の遺体をクローゼットに入れる行為を完遂させるのは不可能であると主張したが、関係証拠をみても不可能だと認めるに足りる証拠はない」などとして小山被告に対し、無罪の判決を言い渡しました。
判決後、報道陣の取材に対し、小山被告は「やってないことが証明されて安心しました。やっていないので証拠は絶対にないと分かっていた」と話しました。
名古屋地検の堂免雅樹次席検事は、「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントを出しました。