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段ボール製で時速120km出るものも…『ドローンサミット』全国から135の企業が自治体が集まり最新機を展示

09.24(水)19:46

最新のドローンが集められた「ドローンサミット」が、名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれています。“水陸両用”や“段ボール”のドローンなど、最新の機体が披露されています。
■水中の映像もはっきりと…水陸両用のドローン
会場には、全国から135の企業や自治体が集まり、様々な最新ドローンが展示されています。

「Prodrone」が開発した水空両用ドローンは、海面に近づくと、着水後に水中ドローンが分離します。

沖合の養殖場の水中をモニタリングした映像では、銀色に光るサケがはっきりと映っているのが確認できました。

株式会社Prodroneの菅木紀代一CTO: 「ダイバーが潜る場合、調査したい場所まで船で行って、そこから潜ることが必要になる。この場合は飛んでいけるので、非常に時間の短縮が可能になる」
■自衛隊の訓練や災害でも活用へ…「段ボール製」のドローン
名古屋のスタートアップが開発した「段ボール製」のドローンも展示されています。一般的なドローンに比べ、価格は10分の1から100分の1です。気になるのはその性能です。

株式会社AirKamuyの小林翔吾CTO: 「速度120キロ程度で飛行が可能になっております。段ボールでも他の機体と遜色ない性能になっております。表面に撥水加工がされている耐水性の段ボールでして、ちょっとした雨でしたら何の問題もなく飛行することが可能です」 重さ1.5キロの荷物を運ぶことができ、航続距離はおよそ100キロ。自衛隊の訓練で「標的機」としての利用を模索しているほか、将来的には災害現場での物資輸送も目指しているといいます。

このほか、空飛ぶクルマなども展示されているドローンサミットは、9月25日まで開かれています。