【自民党総裁選】新総裁は誰に？　土岐の工房がやきもきするワケ　歴代首相湯飲みの次の顔は

岐阜県土岐市に総裁選の投開票を心待ちにしている人がいます。

山志製陶所　加藤貴仁専務

「こっちが小泉さん」「女性を描くのが初めてだったので難しかったですけど」

準備していたのは総理大臣の顔を描いた「湯飲み」です。

５０年ほど前から歴代総理大臣の湯飲みを製造してきたこの製陶所。石破総理の下には誰の顔が入るのか・・・？

最新の調査を票数に換算して情勢を見てみると、党員票では高市氏が１１０票とトップで小泉氏が８８票、林氏が７２票と続きます。

ここに、日本テレビの取材を元に国会議員票を合わせると小泉氏と高市氏が競り合っていて、林氏が激しく追い上げる展開となっています。

国会で過半数を割っている自民党。総裁に選ばれてもそのまま「総理大臣」になるかは分かりませんが、この工房では４日に新総裁が決まり次第、早々と「総理湯飲み」づくりに取りかかるといいます。

山志製陶所　加藤貴仁専務

「総理大臣湯飲みは（総理大臣が）変わった瞬間が一番売れて、時期が経つにつれて売れなくなってくるので」

とにかく急いで作る必要があるため、ありがたかったというのが「候補者の顔ぶれ」です。

「作るのが結構大変で、できても自分が納得いかないとやり直し」

「その手間考えたら候補者が変わらないのはだいぶありがたい」

今回の候補者は、去年９月に行われた総裁選に出た人ばかり。前回作った小泉氏と高市氏の似顔絵を使い回すことができます。

準備は順調ですが、一つ心配なことが…

石破総理の湯飲みは、去年、総理大臣に決まって１００個製造しましたが、人気がなく７割ほどが売れ残っています。

次の総理大臣は、国民の人気が高い人に・・・

山志製陶所　加藤貴仁専務

「そういう方がなってくれると、この湯飲みの売れ行きもよくなるんじゃないかな」