新幹線チケット大量購入か　“なりすまし”で不正アクセス　窃盗の疑い 中国籍の女逮捕　愛知県警

他人名義のアカウントを使って、新幹線のチケットを発券し盗んだとして、中国籍の女が逮捕されました。なぜパスワードが漏えいしたのでしょうか。犯罪グループの手口が巧妙になっています。

警察署に並べられた、50枚以上の新幹線のチケット。これらは全て、逮捕された女の自宅から押収されたものです。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、中国籍で、中区に住む女、李佳君容疑者（37）です。

警察によりますと、李容疑者は、今年6月、JR名古屋駅で、新幹線チケット12枚販売価格12万6720円を発券し、盗んだ疑いがもたれています。

警察は李容疑者の認否を明らかにしていません。

発券したチケットは埼玉県に住む30代男性のアカウントで購入されていたということです。

今回は、李容疑者の仲間が、男性のメールアカウントに不正にアクセスし、メールを盗み見。男性が過去に利用していた新幹線予約サイトにアクセスし、メールアカウントと同様のパスワードが使われていたため、被害にあったとみられています。

発券されたチケットは外国人観光客に安く販売されていたとみられていて、警察は中国人を中心とする犯罪グループが関与しているとみて組織の実態解明を進めています。