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【リニア工事】“水資源に影響が出た際、補償の期限は設けず”JR東海と静岡県のトップが面会 文書化へ

10.20(月)18:12
リニア中央新幹線の工事を巡って、JR東海の社長が静岡県知事を訪問しました。水資源に影響が出た場合の補償について「請求期限を設けないこと」などを基本に文書をまとめる方針です。
静岡県庁を訪れたJR東海の丹羽俊介社長。リニア中央新幹線の工事を巡ってJR東海は、大井川の水資源に影響が出た場合の補償について、県と流域の自治体から文書をつくるよう要望を受けていました。10月20日、JR東海の丹羽社長は文書のとりまとめに向けて静岡県に協力を要請しました。
面会後、取材に応じた丹羽社長は、水資源の補償に関する文書の内容について「影響が出た場合、JR東海が工事との因果関係を調査することや補償の請求期限を設けないことなどを基本に調整する」と話しました。
この内容は、2025年8月に、鈴木知事と大井川流域市町の首長との意見交換会で示された県の方針に沿ったものです。鈴木康友知事は「最終的な文書の取り決めには国も関与してもらいたい」と話しました。