日銀・植田総裁 今月の会合で「利上げの是非について適切に判断したい」 名古屋市で講演

12.01(月)14:15
日銀の植田和男総裁は1日、名古屋市で行われた中部地方の経済団体との懇談会で、12月18日から19日に行われる金融政策決定会合で、「利上げの是非について適切に判断したいと考えています」と述べました。
利上げの判断について、植田総裁は今年10月、アメリカの関税政策の影響や国内企業の賃上げ動向をみて、タイミングを図りたい考えを示していました。
植田総裁は「アメリカ関税政策の不確実性が数か月前より低下している状況だ」と説明したうえ、企業の賃上げ動向などを見極め、最終的に判断したいとしています。
日銀・植田和男総裁:
「企業側の賃上げスタンス、これを精力的にヒアリングしている」
一般的に「利上げ」が行われた場合、企業の積極的な設備投資や個人消費が減少傾向になり、物価も安定することになります。





