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藤田医科大学病院に7000枚の太陽光パネル設置へ 駐車場の屋根やため池にも 災害時の電力を確保

04.15(火)18:45
災害時の「電力」を確保しようと、ある施設に太陽光発電の設備が設置されました。施設の駐車場の屋根に設置された太陽光パネル。枚数は955枚で、517キロワットを発電します。
この太陽光パネルが設置されている場所は藤田医科大学病院です。通常時は病院建物へ電力を供給するほか病院が停電した際の非常用電源となります。病院にはすでに停電した際に使う非常用発電機がありますが、なぜ新たに太陽光パネルを設置したのでしょうか。
南海トラフ地震が発生するとその被害は甚大になります。国が公表した被害想定によりますと、最悪のケースでは愛知県の死者は約1万9000人。負傷者は約14万6000人となっています。
記者:
「災害時の医療に欠かせない“電力”。その確保のため、病院の敷地の横にあるため池にも太陽光パネルが設置されています」
藤田学園と中部電力ミライズは、合わせて約7000枚の太陽光パネルを設置する計画です。計画が完了すれば、非常用発電機と併せて7日間以上の電力を供給できるようになります。
藤田学園 星長清隆理事長:
「災害時でも病院機能を維持することができるよう再生可能エネルギーによる学内のインフラ整備を進めてきました。中部圏の防災機能の向上に一層貢献できることを願っています」
中部電力ミライズ 神谷泰範社長:
「災害時における医療救護活動に必要な電源供給の維持運用を着実に行っていきます」