老人福祉施設でノロウイルスによる集団食中毒　三重・熊野市

三重県熊野市の老人福祉施設で、ノロウイルスによる集団食中毒が発生し、県は23日、調理を担当する業者を営業禁止処分としました。

県によりますと、熊野市内の老人福祉施設で、6月16日に給食を食べた入所者79人のうち、68歳から98歳までの女性9人が、嘔吐や下痢などの症状を訴えました。このうち68歳の女性は、現在も入院しているということです。

この施設の給食の調理を委託されていたのは、大阪市に本社を置く魚国総本社で、保健所が調べたところ、16日に施設内で調理にあたった従業員の便からノロウイルスが検出されたということです。

県は給食が原因の食中毒と断定し、23日付で、この業者が施設内で給食を提供することを禁止しました。

施設では、現在、レトルト食品など施設外で調理されたもので代用しているということです。