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ナガシマスパーランド周辺で「レベル4」自動運転バス実現へ 2026年度中の運行開始を目指す ミニバス納車で実証実験が本格始動 三重・桑名市

11.20(木)16:01
三重県桑名市に11月18日、ティアフォー社製の自動運転バス「Minibus」1台が納車されました。乗車定員15人、最高速度時速35キロのこの車両を使用し、2025年度の自動運転実証実験がスタートします。
桑名市が目指しているのは、ナガシマスパーランドと近鉄長島駅間で、運転席に人がいなくても走行できる「レベル4」の自動運転を実現すること。将来的には市民の生活路線でもレベル4の自動運転バスを走らせ、持続可能な地域交通の確保を見据えています。

2025年度の実証実験では、12月8日から19日までは、車両の設定などを調整する「試験走行」を実施。
12月22日から26日には「試乗走行」として、長島駅からナガシマスパーランドまでのルートを、市民や関係者を実際に乗せて走行します。
2026年1月5日から2月13日までは、レベル4の許認可を得るために必要なデータを取得する「検証走行」が行われる予定です。
桑名市のレベル4を意識した自動運転バスの取り組みは2023年度からスタートし、国の支援を受けながら準備を進めてきました。運行ルートの全区間で一度にレベル4の許可を取得するのは難しいため、まずは一部区間からレベル4を取得する方針です。
2026年度には一部区間のレベル4運行を実現し、レベル2(運転席に人がいる自動運転)とレベル4を混在させて走らせながら、段階的にレベル4の区間を拡大していく計画だということです。
ナガシマスパーランドの周辺でレベル4の自動運転バスが走行する日が、間近に迫っているようです。





