
【どうぶつZOO鑑】軽いけど重い!?南極の生態系支える「ナンキョクオキアミ」 名古屋港水族館
どうぶつZOO鑑

きょうの主役は名古屋港水族館の「ナンキョクオキアミ」。世界中の水族館で、見られるのはココだけなんですよ!
南極大陸のまわりを囲む、南極海の全域に生息。ナンキョクオキアミの身体は、体長5~6cm、体重1~2gなんです。
名古屋港水族館では、1992年から飼育し始め、2000年に世界で初めて繁殖に成功!
生きている状態では名古屋港水族館でしか見られない、とーっても珍しい生き物なんです!
エビと違うのが良く分かるのが、ごはんタイムで植物プランクトンなどを胸の脚で一生懸命かき集めています。
この胸の脚が二手に分かれるのは、エビにはない特徴の一つです!
そんなナンキョクオキアミ、厳しい環境に適応するため、驚きの生態を見せます。
それが見られるのが、南極の冬!
ナンキョクオキアミは脱皮した時に、時として小さくなるんです。
飼育員:「南極の冬だと、餌の数が少なくなって栄養状態が悪くなるような環境になりがちなので、身体を小さくすることで消費エネルギーを抑える。いわゆる越冬戦略」
冬は太陽が昇らない南極。餌となる植物プランクトンは光合成できず、数が減ってしまうんです。少ない食事で冬を乗り越えるため、ナンキョクオキアミは身体を小さくすると考えられています。
シャチを南極の食物連鎖の頂点とするならば、一番下で支えているのがナンキョクオキアミです。
飼育員:「ナンキョクオキアミはいろんな生き物の餌となっている。すべてのナンキョクオキアミを合わせると数億トンくらいの生物量があると言われていて、地球上の生き物の中でも(総重量が)最も重い生き物の一つと考えられている」
いなくなると、エサとして食べていたペンギンや多くの動物が減り、頂点にいるシャチまで減ってしまう可能性も!
ナンキョクオキアミは、小さい身体ながら南極の生態系を支えている“縁の下の力持ち”なんです。
番組詳細

東海3県の動物園・水族館などにいる様々な生き物たち。知っているようで知らないその姿を紹介!毎回、動物にまつわるクイズを出題します。
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