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岐阜で初めて確認 マダニにかまれ発症か 死亡の危険もある感染症 SFTS=重症熱性血小板減少症候群

07.08(火)16:16
岐阜県は中津川市に住む60代の女性が、県内で初めてマダニが媒介する感染症に感染していたと発表しました。
県によりますと女性は6月26日、自宅周辺の草刈り中、マダニにかまれたことに気づいたということです。
その後、発熱や下痢などの症状が出たため、県内の病院を受診し検査したところ、7日にマダニにかまれることで発症するSFTS=重症熱性血小板減少症候群だったことが分かりました。
2013年からの報告開始以降、岐阜県で感染が確認されたのは初めてです。
女性は現在も入院して治療を受けていますが、快方に向かっているということです。
SFTSは致死率が10~30%ほどある感染症で、6月に愛知県豊田市では男女2人が死亡しています。
岐阜県は現在、ダニの活動が活発な時期に入っているとして、草むらや野山で活動する際は肌の露出を減らし、防虫スプレーを使うなどして注意してほしいと呼びかけています。