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火災防止で機内持ち込みルール変更…『モバイルバッテリー』は暑さにも注意 夏の車内に放置すると炎上の恐れ

07.08(火)21:31

日本の航空各社では7月8日から、モバイルバッテリーの機内への持ち込みに新たなルールが設けられました。飛行機の利用時だけでなく、日常でも思わぬ事故に繋がる恐れがあります。
■「新たなルール」何が変わった?
モバイルバッテリーの機内への持ち込みは、これまでも容量の制限や、預け入れの荷物に入れることができず、機内に持ち込まなければならないなどのルールがありました。

7月8日からはさらに、座席の上の棚に入れずに手元で保管すること、機内で使うときは常に状態が確認できる場所で行う、新たなルールが追加されました。 万が一異常が起きても、すぐ気が付き、初期消火ができるようにするためで、2025年1月にモバイルバッテリーが原因とみられる飛行機の火災があった韓国では、3月からすでにルールを厳格化しています。
■“暑い夏”は特に注意!携帯型の扇風機も…
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池の事故は、月別では6月から8月の夏に多くなっています。

その原因が「暑さ」です。NITE(製品評価技術基盤機構)が行った実験映像では、夏に車内に放置したままにしておくと、車内温度の上昇とともに白い煙が上がり、最後は炎に包まれてしまいました。

手軽に使える携帯型の扇風機も、地面に落とした時などにバッテリーが破損し、そのまま使っていると、突然、破裂してケガをするおそれがあります。

強い衝撃を与えてしまったときは使用を中止して、メーカーなどに相談して下さい。