トヨタの“源流企業”…豊田自動織機がトヨタグループの買収提案受け入れ 豊田章男会長個人も10億円出資

　トヨタ自動車の『源流』である豊田自動織機が2025年6月3日、トヨタグループからの買収提案を受け入れることを発表しました。 　豊田自動織機は6月3日、グループのトヨタ不動産などが出資し、新たに設立する持ち株会社からのTOB＝株式公開買付を受け入れると発表しました。 　買付総額はおよそ3兆7000億円、このうち2兆8000億円は銀行からの融資で調達し、残りについては、トヨタやトヨタ不動産のほか、豊田章男会長個人も10億円を出資します。 　持ち株会社によるTOBの開始時期は12月上旬で、1株あたり1万6300円を予定しています。 　買収提案を受け入れて株式を非公開にすることで、豊田自動織機の経営の自由度を上げ、トヨタグループ全体での成長を図る狙いです。