賃上げ進んだが「トランプ関税」にやきもき 連合愛知「98.6パーセントの組合が賃上げ」も経済情勢注視

04.09(水)18:57
連合愛知は4月9日、春闘の中間報告を発表しました。2025年の賃上げ率は、2024年を上回り過去最高です。
発表によりますと、3月末までに賃上げ要求に対する経営側からの回答を受けたのは220組合で、このうち98.6パーセントの組合が賃上げを獲得しました。定期昇給とベースアップをあわせた賃上げ額の平均は1万8179円で、2024年の同じ時期と比べ1672円上回りました。賃上げ率の平均は5.6パーセントで、比較できる2013年以降で最高です。
連合愛知は賃上げ率が高くなった要因として、自動車関連の製造業を中心に原材料費や人件費などのコストが上がった分を製品の価格に上乗せする価格転嫁が進んだことを挙げています。今後の動きについては…
連合愛知 可知洋二会長:
「トランプ関税の影響も踏まえて、日本経済全体、世界経済全体がどうなっていくか様子を見ていかないといけない。ここまでの(賃上げの)流れを現在交渉している組織に波及させていきたい」