連日の猛暑が野菜の価格に影響 レタスの仕入れ価格+20円 市場が盆休みに入るとさらに高値か

名古屋市中区・大須にある生鮮食品館「サノヤ」の濱四津さんに、野菜の価格について話を聞きました。

●レタス 1個
店頭価格162円(仕入れ価格 前週比+20円)
サノヤ 濱四津 佳さん:
「レタスは暑さに弱いです。例年なら、涼しい高地の生産地でも暑く、高温で溶けてしまったり傷んでしまったりして、出荷量が減少していますね」
――今後の見通しについてはいかがでしょうか。
「暑さの影響が続くことに加え、来週(8月10日の週)はお盆で市場が休みとなるため、流通量が減少します。レタスの価格は現状維持か、さらに高値となる可能性が高いと思います」

●ニラ 1袋
店頭価格162円(仕入れ価格 前週比-10円)
●ダイコン 1本
店頭価格215円(仕入れ価格 前週比-50円)
――価格が下がっている野菜もあります。ニラはなぜ値下がりしたのでしょうか。
サノヤ 濱四津さん:
「前週までは暑さの影響で価格が上がっていましたが、消費者の買い控えがありました。市場での供給量が多くなったため、仕入れ価格が下がっています」
――ダイコンの価格は215円と、前週に比べて1本あたり50円も下がりましたね。
「冬の野菜のイメージが強いため、この時期は需要が少ないことが価格下落の要因です。サラダや漬物などにも使えるため、価格の安い、いまが買い時かもしれません」
お盆期間は物流への影響も 全体的に価格は高めを予想

――お盆期間は、野菜の価格への影響はありますか。
「物流が減りますし、帰省・観光による交通渋滞で、荷物の到着が遅れる可能性があります。全体的に仕入れ価格は現状維持か、やや値上がりすると見ています」
家計の負担を少しでも減らすために、ニラやダイコンなど、比較的安価な野菜をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
(2025年8月6日放送「5時スタ」より)