トランプ政権の関税引き上げでスマホ価格は? 値上げが予想される中国製のiPhoneは中古製品が人気に

今や日常生活に欠かせない存在となっているスマートフォンですが、トランプ大統領の関税政策の影響で今後、値上げされるかもしれません。
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(スマートフォン・ユーザー)
「iPhone(アイフォーン)です。ずっとiPhoneです。ケースが、かわいいのがいっぱいあるから」
「基本的にiPhoneですね。ずっと昔からMacを使っていたので、iPhoneの方が親和性がいい」
「ずっと携帯はiPhoneです。おととい(画面を)割っちゃって買い替えようかと考えている」
人気のiPhoneも関税引き上げで値上げの可能性
アメリカ・アップルの人気スマートフォン、iPhone。実は、そのほとんどが中国で製造されていて、アメリカの関税引き上げに伴う値上げが予想されています。
中国で生産されるiPhoneをアメリカが輸入する際には、元々145%の関税が課せられていましたが、その後にトランプ政権は相互関税の対象からスマートフォンを除外。別に関税を設けるとしていますが、その税率は、まだ発表されていません。
(iPhoneユーザー)
「16~17万円が限界かなというところ。20万円いくと、さすがにAndroidの国産にしようかなと考える」
「今は使い勝手がいいからいいが、そんなに高くなると、さすがに無理ですね。もう12万円でも無理。10万円以上だったら、ちょっとしんどいですね」
人気が高まる中古スマホ
最新の「iPhone16」の価格は約12万円と、ただでさえ価格が上昇傾向にあるスマートフォン。今、人気が高まっているのが中古のiPhone。
名古屋に本社を置くゲオホールディングスが展開する中古スマホショップ「ゲオモバイル」。売れ筋は3世代前のもので6万円前後で販売されています。ここ数年ゲオでは中古スマホの売り上げは1.2倍のペースで伸びているといいます。
今のところは関税による駆け込み需要は見られないということですが、価格の変動には常に注目しています。
(ゲオ 藤巻亮さん)
「新品の価格動向を見ながら中古の価格を決めているので。新品の価格が高くなってくれば、お客さまの興味が中古に向く可能性がある。お安く買いたいという心理は必ずあると思います」
もはや生活に欠かせない存在となったスマートフォン。トランプ関税の影響で、次のiPhoneは果たしていくらになるのか、注目です。