
パリ五輪1万m代表の五島莉乃が初マラソンへ 3/9の名古屋ウィメンズで「自分の限界を超えられる走りを」


3月9日に行われる「名古屋ウィメンズマラソン」に、パリオリンピックにも出場したトラック界のエース・五島莉乃(ごしま・りの 27)選手が出場します。今回が“初マラソン”となります。
■パリ五輪にも出場した“トラック競技”の選手が“マラソン”へ
名古屋ウィメンズマラソンで「初マラソン」に挑戦する五島莉乃選手は、2024年のパリオリンピックでは1万メートルに出場し、大舞台を経験しました。 五島選手(2024年8月): 「オリンピックをずっと夢だと思ってここまで陸上をやってきたので、夢のような25周でした」

1万メートルで2度の世界選手権を経験し、ハーフマラソンでは日本歴代6位の実力を持つ、日本トラック界のエースです。
■世界目指すキッカケに…小さな時に出会った“金メダリスト”の存在
石川県金沢市出身の彼女が、幼いころから抱いていた夢が「オリンピック」でした。 五島選手(2009年・当時11歳): 「マラソン選手になって、オリンピックに出たいです」

憧れは、シドニーオリンピックのマラソン女子で金メダルを獲得した、高橋尚子さんです。

五島選手: 「高橋尚子さんですね。小さい時に(大会の)表彰式で表彰していただいて、それがすごく嬉しくて。私も世界で活躍できる選手になりたいなって思いました」
■夢の切符掴むために…「自分の限界超えられるような走りを」
初めてのマラソンに向け、五島選手はアメリカ・アルバカーキで高地トレーニングに励んでいます。 Q.距離走の前はドキドキする? 五島選手: 「します。距離走というか、練習は全部ドキドキ。初めての練習ばっかりなので」

トラックからマラソンに種目を変えたことによって、新たに感じていることがあるといいます。 五島選手: 「頑張りすぎると後半にすごくきつさが出てきて、そういう経験をあまりしていなかったので、後半の苦しさみたいなものを今すごく味わっています」 世界選手権代表を掴むために目指すのは、大阪国際女子マラソンで小林香菜選手が記録した「2時間21分19秒」です。更新すれば、初マラソン日本女子最高記録になります。

五島選手: 「42キロ走り終わった後、どんなものが待っているのかなと楽しみにしつつ、私にとって初めての挑戦になるので、色んな選手の力を借りながら、自分の限界を超えられるような走りができたらなって思います」