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患者に薬を過剰に投与 1000万円損害賠償支払い 愛知・岡崎市民病院

05.16(金)20:41
岡崎市民病院は、16日会見を開き、2023年5月、胆管がんなどで入院していた70代の男性患者に薬を投与する際、医師が通常の半分の量にすべきところ、減らさずに投与したと発表しました。
投与したのは脳梗塞の予防のため血液を固まりにくくする抗凝固薬で、男性には腎機能障害があったため、半分の量に減らす必要があったということです。
男性は脳出血のため、6月に死亡しました。
薬の量を減らすことは患者のカルテに書かれていましたが、担当医師が認識していなかったということです。
病院は、薬の投与と死亡の因果関係は否定できないとして遺族側と和解交渉し、損害賠償として1000万円を支払うことを決めています。