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備蓄米効果はどこへ コメ5キロの仕入れ価格が400円値上がり 備蓄米が広がれば値下がりか

05.30(金)14:57
名古屋市中区大須の「生鮮食品館 サノヤ」でコメの価格を調査しました。5月29日時点のコメ5キログラムの価格は5702円。4月と比べて400円も値上がりしています。
30日からは中小小売業者を対象とした備蓄米の購入の申請受付を開始しました。しかしサノヤでは需要や品質、精米業者への委託に伴うコスト増など、懸念があるといいます。

●コメ5キログラム(※今月下旬 一部のコメ)
店頭価格5702円(仕入れ価格 先月比+400円)
サノヤ 百武勇希さん:
「先週から一部のコシヒカリの商品が、5キログラム5702円も上がってしまいました」
一部の通販サイトでは、備蓄米を5キログラム2000円台での販売をきょう(5月29日)からスタートしました。来週には大手のスーパーマーケットなどでも店頭に並び始める見込みとなっています。
――中小企業の小売業は、30日から備蓄米の購入申請が始まる予定ですね。サノヤでは購入の予定はありますか。
「サノヤでは古古米や古米の需要がどこまであるのか、品質はどうなのか。さらに中小スーパーが購入したとしても、精米業者さんに精米を委託する必要があります。今後の動向を見ながらお客さまの要望があれば検討していきます」
精米を委託する場合、コストがかかるので価格面も少し心配があるとのことです。
――備蓄米の流通に伴い、従来のコメの販売価格が下がることは考えられますか。
「備蓄米とルートが違いますし、すでに高い価格で仕入れをしています。しばらくは現状の価格のまま推移していくと思います」
(2025年5月29日放送「5時スタ」より)