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上司の決裁なく独断で業者に発注か 観光プロモーション事業“収賄”で逮捕の名古屋市元担当課長の男 愛知県警

05.12(月)12:01
名古屋市の元担当課長の男が、業者に便宜を図った見返りに、現金を受け取ったとして逮捕された事件で、男が、独断で業者に発注し、事業が開始されたあとに上司の決裁を得ていたことがわかりました。
名古屋市観光交流部の元担当課長、大塚勝樹容疑者(62)は、おととし3月から去年12月ごろにかけて、市の観光プロモーション事業を広告会社「ニック」に発注する見返りに、私的な飲食代など、計約43万円を受け取った疑いがもたれています。
市によりますと、大塚容疑者は、任期付きの専門の職員として、イベントの企画などを担当していて、その後の警察への取材で、大塚容疑者が、「ニック」への大半の発注について、事業が開始されたあとに、上司の決裁を得ていたことが新たにわかりました。
事件をめぐっては、「ニック」の取締役、桑原清美容疑者(54)も、贈賄の疑いで逮捕されていて、警察は、決裁権のない大塚容疑者が、独断で、発注を繰り返していたとみて、調べを進めています。