
2027年のアジア開発銀行の総会、名古屋市で開催へ 国際的知名度向上や宿泊や観光による経済効果を期待

02.12(水)12:51
2027年のアジア開発銀行の総会が名古屋市内で開かれる見通しとなりました。
アジア開発銀行とは、アジア・太平洋地域における経済成長及び経済協力を助長し、開発途上加盟国の経済発展に貢献することを目的に1966年に設立された機関です。毎年5月に年次総会が開かれ、加盟する69の国・地域の財務大臣や中央銀行の総裁ら3000人から5000人程度が訪れます。
この総会について、愛知県と名古屋市は共同で誘致を目指していて、12日、財務省は国内の開催候補地として愛知・名古屋を選定しました。愛知県によりますと、国際会議に対応できる会場や、要人が宿泊できるスイートルームを備えたホテルがあることなどが選定された理由となっています。
開催地は2025年5月にイタリアのミラノで開催される年次総会で正式に決定されます。愛知県は、総会の開催によって愛知・名古屋の国際的な知名度の向上や、総会の出席者らが県内で宿泊や観光をすることによる経済効果などを期待しています。
愛知県 大村秀章知事:
「当地域とアジア各国の経済的な結びつきが強化されるまたとないチャンスになると期待しています」