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名古屋鉄道2025年4月~9月決算は5期ぶりの減益 物価高による運送事業での貨物取扱量減の影響が続く

11.07(金)18:03
名古屋鉄道は11月7日、2025年4月~9月までの中間決算を発表しました。運送事業で物価高による荷物量の減少などが影響し、5期ぶりの減益となりました。
名古屋鉄道が発表した2025年4月~9月までの中間連結決算は、前の年の同じ時期と比べ、売上高は0.3%増の3356億円、最終的なもうけにあたる純利益は47.8%減の112億円でした。鉄道事業の利用客が増えるなどして増収となった一方、減益の要因としてトラック事業で貨物の取扱量が減ったことなどを挙げています。
また、通期の業績予想については、トラック事業が想定以上に下振れする可能性があるなどとして、前回予想から売上高を150億円減の6950億円、純利益を50億円減の210億円に下方修正しました。
決算発表の会見で、名古屋鉄道の高崎裕樹社長は「物量の回復が非常に難しい状況に陥っていると感じる背景は物価高。扱っている荷物が日用品関係が多いため、物価高の影響で一つの量が少なくなるなどし、事業環境としては厳しくなっている。トラック事業の業績回復を最優先の経営課題として、収益力の回復に努めていく」と話しました。
※高崎社長の「高」ははしごだか 「崎」はたつさき





