新着
重たくなった車がカーブで抱える危険とは 「定員オーバー」の車が事故で5人死亡 乗っていた全員が車外に放り出され…

10.03(金)16:19
3日未明から、三重県名張市の国道では通行規制が行われていました。

竹花和志記者
「事故があった現場です。こちらの縁石やあちらの電柱にはぶつかった跡が残されていて道路上には血痕も確認できます」
近くの住人
「初めてやなこんな大きな事故が起きるのは」
3日の午前0時10分すぎ、近くを通りかかった人から「車両が横転していて、3人が出血し 路上で倒れていた」と110番通報がありました。
事故を起こした軽乗用車は衝撃が大きかったのか、屋根がひしゃげ後ろの部分が突き出しているように見えます。

乗っていた6人すべてが車外に放り出され倒れていたといいます。
乗っていた6人は10代から20代ぐらいで病院に搬送されましたが、女性3人と男性2人が死亡し男性1人が重傷です。
軽乗用車の定員は運転手を含め4人で、定員を超えて走行していたとみられています。
定員オーバーの危険な状態。当時の状況について、現場から見えてきたのは…
竹花和志記者
「現場付近の縁石にはこうした白い跡ができています。車でこすり続けたのか衝突したとみられる電柱まで続いています」
事故を起こした車はカーブで曲がりきれず、電柱に衝突したのでしょうか。
JAFの実験映像では軽乗用車を使って、1人乗りと4人乗りで同じスピードでカーブを曲がると違いがでるのか検証していました。

その結果、4人乗りの方がカーブで外に膨らんでいました。乗車人数が増えて車が重くなると、曲がれるはずのカーブが曲がりきれないことが起こり得るといいます。
警察はカーブをかなりのスピードで走行し、曲がり切れず電柱に衝突したとみて事故の状況を詳しく調べています。