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リニアのトンネル工事で水位低下 JR東海「水位を戻す方法ない」 専門家は引き続き対策の検討求める 岐阜・瑞浪市

06.07(土)00:37
岐阜県瑞浪市の、リニアのトンネル工事現場付近で、地下水位の低下などが起きている問題で、6日、専門家が「引き続き対策を検討すべき」などと指摘しました。
瑞浪市大湫町では、地下水位の低下や地盤沈下が起きていて、リニア中央新幹線のトンネル工事が原因とみられています。
JR東海は工事を中断し、湧き出ている水を止める対策を進めていましたが、今月3日、この対策では将来的にトンネルが損傷するリスクがあり、現時点では低下した水位を戻す方法はないと明らかにしました。
これを受け6日、JR東海や専門家らによる今後の対応を検討する委員会が開かれました。
専門家は水を止める対策について人工的に水位を回復させる方法など他の対策を検討すべきと指摘しました。
また、今回まで10回行われた委員会をもとにJR東海に対し報告書の提出を求めました。
JR東海は委員会終了後の取材に「対策については検討を重ねたが今ある技術では検討できる材料がない」などと今のところ、対策の検討を進めない意向を示しました。