東海地方で過去3番目に早い梅雨明け 週末は危険な暑さに 子どもに熱中症に特に注意を

東海地方の梅雨明けが4日に発表されました。去年より14日早く、速報値では過去3番目に早い梅雨明けです。5日以降は猛暑日が続く予報です。
「午前11時の名古屋・栄です。先ほど梅雨明けが発表されました。日差しの強さに夏の本格的な到来を感じます」(記者)
名古屋の4日午後3時までの最高気温は35℃となりました。
東海3県で最も気温が高くなったのは、愛知の豊田と岐阜の多治見で35.8℃です。
「暑いです。めちゃくちゃ汗かいてます。子どもが心配なので凍ったペットボトルを持たせて冷やしています」(ベビーカーを押していた人)
Q.暑さ対策してきましたか?
「水分補給と塩分を補給するものを持ってきたくらいです」(通りかかった2人組)
栄を歩く人たちからは悲鳴が上がるほどの暑さです。
Q.梅雨明けが発表されましたが
「またますます暑くなるね。明日仕事だからいやだ」(通りかかった人)
さらに、子どもたちが集まる公園も――。
「名古屋市昭和区の川名公園です。暑さの影響でしょうか、遊んでいる子どもたちの姿が全くありません」(記者)
5日以降は名古屋、岐阜などで1週間ほど猛暑日が予想されています。
鈴鹿サーキットパークで屋外プール楽しむ

三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキットパーク」では、屋外プール「アクア・アドベンチャー」が5日にオープンします。
4日は地元の子どもたちや家族約540人が招待されました。
滝のように落ちてくる水を浴びる子どもたちも。
「アクア・アドベンチャー」は9月21日まで楽しめます。
熱中症「自分は大丈夫」と思わずに

気象予報士の畑山弥保さんの今後の解説です。
4日に梅雨明けし、この先は夏本番の危険な暑さが続きそうです。
体温を超えるような危険な暑さの日があり、夜も暑さがやわらぐことがなく、熱中症に警戒が必要です。
「自分は大丈夫」と思わず、時間を決めてこまめな水分補給や休憩を心がけてください。
そして、土日にお子さんと外出されるという方は、子どもの熱中症リスクが高いことにも気を付けてください。
例えば、気温が32.3℃だった時、ベビーカーぐらいの高さ(約50cm)では35℃を超えているということなんです。
大人が暑いと感じたら、子どもはさらに気温の高い環境にいることになります。
子どもの車内置き去りは危険

さらに、子どもの車内の置き去りにも注意です。
エンジンが止まると車内の気温が一気に高くなってしまいます。短い時間でも危険です。
子どもだけでなく、高齢の方も気を付けてください。
週末に熱中症搬送者が増える予測

名古屋工業大学の熱中症搬送者数予測サイトによりますと、東海3県いずれも週末にかけて搬送者数が伸びる予測になっています。
愛知県、4日は92人ですが、5日、6日は120人以上、そして岐阜県と三重県も同じように4日よりも5、6日が多くなっています。
特に週末、危険な暑さに警戒してください。