
ドラゴンズ、後半戦でどう巻き返す? 矢野燿大さんのアイデア「復帰の細川選手をファーストに…」

レギュラーシーズン残りの試合が約半分となりました。ドラゴンズの交流戦の結果を受けて、野球解説者の矢野燿大さんに後半戦に向けての戦い方について解説してもらいました。

交流戦が終わり、ドラゴンズは8勝10敗で12球団中8位タイとなりました。
4年ぶりの勝ち越しはなりませんでしたが、ラストゲームの日本ハム戦はいい形で勝つことができました。
矢野さん:
「日本ハムも交流戦の優勝がかかってましたから、気持ちが入った試合をしてくる中で、22日に勝ったというのが大きい。これから6月27日まで試合がなく、(22日に負ければ)気持ちの中でも落ちこむとか、下がった調整になったと思うんですけれど、22日に勝てたおかげで、リフレッシュして『よし後半いくぞ』という単なる1勝じゃない勝ちだったと思います」
後半戦に向けてキーマンになりそうな選手に挙げるのは、細川成也選手(26)。
右太もも裏のけがから復帰し、19日に即スタメンで2安打を放ちました。21日は4番としてホームラン、22日は2打点の活躍でお立ち台に上がりました。
矢野さん:
「けがをする前の細川選手のバッティングの状態がすごく悪かった。けがから帰ってきてうれしいですけど、その上で4番としていけるバッティングの状態で帰ってきてくれた。井上監督が『後半に4番を誰でいこう。すぐ細川で』という状態になって帰ってきてくれた。バンテリンドームという広い球場で2年連続20本以上ホームランを打っている細川選手ですから、得点力で課題のドラゴンズに、ホームランと打点で後半に活躍してくれるのでは」
細川選手ファースト起用案、リスクも

Q.細川選手が帰ってきたことによって、外野の守備位置はどうなりそうですか?
矢野さん:
「あくまでオプションですよ。1点差の勝負がドラゴンズの今の課題となれば、細川選手はキャンプでファーストをやっている。ファーストに細川選手を入れて、外野に大島洋平選手など調子のいい選手を入れるのもありかなと。ただファーストは結構、負担がかかって打席に影響することもある。オプションとして、そんなこともやってみてもいいのかなと」
交流戦を終えたドラゴンズは、セ・リーグで現在5位。首位とのゲーム差は6.5です。
矢野さん:
「交流戦でパ・リーグが勝って、セ・リーグが勝てなかった。上位とのゲーム差も開いていないので、まずまず後半に向けていけるなというところです」
(2025年6月24日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)