赤く染まる北極!?限定公開中の「ツシマヤマネコ」も!東山動植物園の目玉&仰天スポットをご紹介『チャント!』
名古屋市千種区の「東山動植物園」では、2023年10月から新たに加わったジャガーや、限定公開中の絶滅危惧種ツシマヤマネコなど、希少な動物が目白押し!さらに、秋から冬に向かうこの季節しか見られない動物と紅葉の絶景コラボなども!今回は、秋の東山動植物園の見所をご紹介します。
神の化身!?黒いジャガーが見られる「新ジャガー舎」が誕生!一般公開わずか10頭のツシマヤマネコも
2023年10月24日(火)にオープンした「新ジャガー舎」は、今一番ホットな目玉スポット!神戸市の動物園からやってきたメスの「マヤ」が大人気です。ジャガーは、ワニなども捕食するという圧倒的強さから、メキシコの古代文明においては“神の化身”とも呼ばれています。黒いジャガーの生息数は約1割。国内では現在7頭のみが飼育されています。
広報の浅野萌さんによると、オープン当初は慣れない環境に戸惑っている様子でしたが、だいぶ施設にも慣れてきたとのこと。少しずつ「マヤ」本来のおてんばさが見えるようになったそうです。
鑑賞にオススメの時間帯は午前中。縄張りを確認するように探索する様子が見られるそうです。時間帯によっては、おもちゃで遊ぶ無邪気な姿が見られるかも!
国の天然記念物で絶滅危惧種にも指定されている「ツシマヤマネコ」も大人気。現在、期間限定で公開しており、多くの来園者が訪れています。2023年4月に東山動植物園で誕生し、愛くるしい姿がSNSなどで話題を呼んだメスの「したる」。8月から9月にかけて1か月限定で見られましたが、11月21日(火)から期間限定で再び公開されています。
ツシマヤマネコは、長崎県の「対馬」にのみ生息し、生息数はわずか100頭弱と推定されています。現在国内では、繁殖のために約30頭が飼育されていますが、一般公開されているのはわずか10頭ほどです。
環境省の保護増殖事業の兼ね合いで、基本的にツシマヤマネコは非公開。浅野さんによると、「ちょっとした刺激、新しい刺激にも動じないようになってもらうことで、将来繁殖に寄与する個体に育ってほしい」との考えで、公開をしているそうです。
今回の公開期間は未定。今後の公開予定も未定だそうです。浅野さんは「来られる方は、早めに来ていただいたほうが」とのこと。
紅葉に染まる北極!?紅葉と動物の共演は今だけ!
「ホッキョクグマ」は動物園屈指の人気動物。観覧エリアは写真を撮る人などで、平日でも超満員です。2023年3月に東山動植物園にやってきたホッキョクグマの「フブキ」は、県外から訪れるファンがいるほどの人気ぶり。訪れたファンの方によると、夏の時期はあまり遊んでいなかったそうですが、寒さが強まってくるこの時期、本領発揮といわんばかりに元気いっぱいな姿を見せてくれます。
さらに、ホッキョクグマの観覧エリア付近では、今の時期ならではの楽しみ方も。今まさに見頃を迎える“紅葉”と“ホッキョクグマ”という、現実ではおそらく交わらない光景を楽しむことができます!
東山動植物園には、他にも動物と紅葉のコラボスポットが目白押し!体温調節などのために、一日に何度も水浴びをする「インドサイ」。この時期は、紅葉をバックに水浴びをするインドサイという動物園ならではの光景を見ることができます。アジアゾウのエリアもオススメです!
浅野さんによると「今年は、(紅葉になるのが)全体的に遅めかなと思います。11月下旬とか、12月頭くらいまで、楽しんでいただけるかなと思っています」とのこと。動物と紅葉のコラボを楽しめる時期はあと少しです!
今しか見られない光景が満載の「東山動植物園」で、過ぎゆく秋を楽しんでみては?
CBCテレビ「チャント!」11月23日放送より